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日本混相流学会*; 三流体詳細熱流動解析コード検討専門委員会*
PNC TJ9565 93-001, 265 Pages, 1993/04
本研究では、三流体モデルに基づく混相流の数値解析技術の高度化を目的として、1)数値計算手法の改良、2)基礎方程式の妥当性の検討、3)構成方程式の調査・検討、4)構成方程式の理論モデルの開発、5)水・蒸気系及び水・空気系実験データの解析を実施した。その結果、支配方程式の完全な多流体モデル化、三流体モデルの数値的安定性の解明、安定性に優れた解法の確立、数学的に適切で物理的にも合理的な基礎方程式系の提示、液滴発生率に関する既存の構成方程式の定量的比較検討、界面せん断力の理論的評価方法の提示がなされた。また、実験解析により、現状のFIDASのモデルにより、大気圧条件下の限界熱流束を精度良く予測できること、及び水・空気系環状噴霧流の液膜厚さ、液滴流量に関しても定性的に良好に予測できることが確認された。
永目 諭一郎; 池添 博; 大槻 勤*
Physical Review C, 47(4), p.1586 - 1594, 1993/04
被引用回数:12 パーセンタイル:61.18(Physics, Nuclear)Cl+Zn及びO+Y重イオン核反応を用いて、複合核Agを合成し、その対称質量分割過程を調べた。対称質量分割生成物の質量、角度ならびに運動エネルギーの測定は飛行時間法を用いて行なった。観測した生成物の特徴は、質量数の大きい領域で得られてる核分裂生成物のそれとよく一致していた。また統計模型に基づく断面積の計算も実験値をよく再現しており、この質量領域における核分裂の存在を示した。一方、通常の液滴模型では解釈できないような幅広い質量、運動エネルギー分布を観測した。これは反応に関与する高い角運動量に伴なう動的効果の影響を示唆していると考えられる。
大槻 勤*; 池添 博; 永目 諭一郎; 塚田 和明*; 中原 弘道*
Dynamical Aspects of Nuclear Fission 1991, p.180 - 191, 1992/00
Th,Uの陽子誘起核分裂における核分裂片の質量、速度及び運動エネルギー分布を飛行時間同時測定法を用いて測定した。速度及び運動エネルギー分布においてTh+p系では分裂片の質量数A=128-131の領域で、U+p系ではA=126-130領域で、2重構造が観測された。これらの物理量は核分裂する直前の分裂片の形状(scission configuration)を反映しており、1つは液滴模型から予測される変形した原子核を、1つは殼構造に基づく球形の原子核を表すものと考えられる。
永目 諭一郎; 池添 博; 大槻 勤*; 横山 明彦*; 初川 雄一; 馬場 澄子*; 畑 健太郎; 関根 俊明; 井出野 一実
Physics Letters B, 249(1), p.13 - 17, 1990/10
被引用回数:3 パーセンタイル:26.7(Astronomy & Astrophysics)中重核領域における重イオン核反応系、Cl+Zn及びO+Y反応で生成する対称質量分割生成物の質量、角度、運動エネルギー分布を、飛行時間法を用いて測定した。観測された対称質量分割生成物の特徴は、質量数の大きい領域で得られている核分裂生成物のそれとよく一致しており、中重核領域での核分裂の可能性を示す結果が得られた。また、質量及び運動エネルギー分布に、液滴模型では解釈できないような、巾広の現象が観測された。これは反応に関与する高い角運動量に伴う動的効果の影響を示唆している。